5.resurface/surface(2006)
今、日本のバンドではアルフィーの次に好きなのがサーフィスだ。
そのSME移籍後初にして5枚目のオリジナルアルバム。
「ちりつもたれつ」「Howling」あたりは前作っぽいがファンク風味はなくハードロックって感じ。
「リスタート」「そこに正座」はデビュー当時っぽいが、あの「合いの手コーラス」は復活してない。
つまり前作「WORM」のファンク路線の延長線ではなく、かといってファースト・セカンドの頃に戻ったわけでもないまたリセットした新しいポップアルバムになっている。
打ち込みの比重も増えたし(以外かもしれないがサーフィスは今までほとんどの曲で生ベース生ドラムを使っている)、なんか普通になったという印象。あと年取ったな。ベテランホストの佇まいだ。
まあ「airy」「ココロのつぼみ」といったバラードは絶品だし、新境地の「crow」や、いかにもソニーのアニソンっぽい「Fly High」もある。良く言えばバラエティに富んだアルバム。
4.WARM(2003)
ジャズ・ファンク化を進め、骨太なロックバンドへ生まれ変わった傑作。
初期サーフィスのトレードマークだった"合いの手"コーラスフレーズやホーンセクションも完全に破棄。
過去の圧倒的な華やかさ・キャッチーさは無くなったが、複雑なリズムに先導されるサウンドはスリルがある。
サーフィスにとっての「プレゼンス」と言える到達点。
3.ROOT(2001)
今のところのサーフィス最高傑作、1枚選べと言われたらやはりこれになってしまうだろう。
「WARM」の硬派サウンドと、それ以前のドキャッチーさの両方の面が入っているからだ。
サーフィス最高楽曲「Super Funky」が入っているというだけで一番聞くアルバムはこれ。
1.Phase(1999)
2.Fate(2000)
この2枚は説明不要というか、サーフィスを知らなくても何となく聞いたことある曲は全部この2枚に入ってる。
聞いた途端にハイテンションになる曲揃い、そしてあのサビで合いの手をかます独特のコーラスフレーズ。
サーフィスというと軽薄なポップバンドと思われる向きがあるが、大音量で聞けばこの頃からすでに骨太なサウンドと熱い世界観を形成していたことに気付く。この名盤がブックオフで下手したら2枚合わせてワンコインで買えるから凄い。
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