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All the Stars and Boulevards/Augustana

●初夏のUSモダンロック祭り4

サンディエゴ出身の4人組バンドのデビュー作。
ライフハウスとコールドプレイの中間のような、つかみどころの無い音のギターロックバンド。

プロデュースはブレンダン・オブライエンなのでシングル「Boston」はトレインの「Drops of jupiter」を彷彿させるものがある。
だが、ボーカルがUKっぽい。モダンロックの野太いアニキボーカルとは180度違う、ブリットポップの時のようなバカっぽい歌唱法なのが魅力。
ピアノロック的な要素もあるしものすごく良いとこ取りのバンド。
UKファンもUSモダンロックファンも気に入るだろう。
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Let Love In/The Goo Goo Dolls

●初夏のUSモダンロック祭り3

実質コンビだし、アメリカのXTCと化した感のあるアメリカンバンドの、のっぺりとした最新作。
もう良い悪いを言う領域を超越した感がある。
お約束のベースのロビー(ブサメンの方)が歌うパンクナンバーももちろんあるがいつもほど泥臭く無い気がする。
大昔のパワーポップ感覚もないし、はっきりとしたパワーバラードもないなあ。
目新しい要素が怖いほど存在しないが安定感だけはやたらあるという、島耕作でいえば「取締役」ぐらいの領域へ達してしまった。取締役グーグードールズ。
 

Vol.1/Hurt

●初夏のUSモダンロック祭り2

シングル「Rapture」がメインストリームチャートで渋くヒット中の新人バンドのデビュー作。とはいうもののそれ以上の詳細は良く知らない。
CDのブックレットもオフィシャルサイトもタロットカードのようなアートワークのみで統一されていて、メンバー写真なども一切出ていない。神秘性を煽る戦略なんだろうけど、新人は俺が俺がって前へ出て行かなきゃ名前覚えてもらえないぞ。
まあvol.1って書いてあるんだからデビュー作だろう。

音の方はライブの「シークレット・サマディー」を思わせるダークな雰囲気だが緩急がありキャッチー、サビでカタルシスを誘うサウンド。個人的に好みの音なので大いに気に入った。盛り上がる所ではストリングスまで使ってやがる。
サイコサスペンス映画のサントラのような風情もある。
Toolをカッチリときれいにしたような感じ。ホームレスを風呂入れて高級な服着せたような感じというか。

Foiled/Blue October

●初夏のUSモダンロック祭り1

「Hate Me」がヒット中のテキサス出身のバンドの4作目のアルバム。
もう4枚目になるのか。何故もっと早くこのバンドのことを知らなかったのだろう。
ボーカル、ギター、ベース、ドラム、バイオリンの5人組。

メンバーにバイオリン奏者がいるこをからも伺えるが、カテゴライズしにくい音のバンドだ。

「Hate Me」のような激しいモダンロックもあるがアルバム全体は多様で、
カウンティング・クロウズとフレーミング・リップスが合わさったような不思議な空気感を持つ。
何故かダイアー・ストレイツが思い浮かんだ。
「Into The Ocean」みたいな曲は聞いた事が無い。何となく80年代後半っぽい。

イモージェン・ヒープが1曲参加している。
熱いフライパンの上で猫踊りさせてやる
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